四万十の森の精 ”森兵衛”①
杜の都のケヤキさんたちへ
四万十より愛を込め
深森は僕の生まれた家から、50キロほど上流にあります。
当時、道も整備されていないし、簡単にいける場所ではありませんでした。
小学生になった夏、僕は深森と出会いました。
僕は色々な森を訪問しますが、30年前の深森ほど命に満ちた森を見たことがありません。
無名の滝があちらこちらにあり、空から、光の粒となって命が降ってくるのです。
僕はそれをいつまでも見上げているちょっと変わった子供でした。
この森が水源となっている流れは恐ろしいほど青く透き通っていました。
僕は四万十市の赤鉄橋から、上流を見上げるたびに、
見上げる遥か先に「あの森がある」と思いをはせていました。
伐採は継続的に行なわれていたけど、こんな巨大な森が消えてしまう事なんて、
ありえないと、たかをくくっていましたので、
木々が伐採されても気にも留めていませんでした。
わずか、10年後、再び深森を訪ねてみると、そこは人工林に変わり、
青の流れは衰退し小さな森になっていました。僕は言葉を失いました。
森って守らないと本当に無くなってしまうものなんです・・・・・
読者の皆さんにも、それだけは知って欲しいのです。
【ちょっと変わった植樹方法】
人間は特殊な能力を持った存在です。人はことごとく、その心の中に発生した物を取り出して、
全て形にできる特殊な能力を持っています。(心に発生した物しか創造できません)
いいものも、悪い物も、幸せも、争いも、町も、未来も全ては人の心の中に発生したものが形になった物です。
何故、世界から森が消えていくのでしょうか・・・・
木も草も生えない世界で一番劣悪な土地があります。それは、灼熱の砂漠でも氷に閉ざされた極地でもありません。
それは、人の心です。人の心が森から木々から離れた時、森は世界から消え始めました。
「もう、画かないと 楽園を知る 最後の世代になってしまう」
昇天の空間に消えた場所 消えた木々 ・風・光・水・ 土・命を 画いてみたい。
人の心(壊れた内世界)に僕が描いた三本木達を届けたい。
遠回りして、やっと 気付いたので四万十を画くことに決めました。
のめり込んだ自分に納得しています。熱くならずにはいられない!僕は四万十が大好きですから。
人の心が砂漠になると森は世界から消えていきます。
でも、人の心に森ができると、世界は再び森に覆われるはずです。
だから、僕は四万十の昇天の空間に消えた木々を画き人の心に植樹したいと考えています。
心という 見えない内世界は現実世界に直結しているのからです。
僕は、弱く心の中は私欲と不順な野望に満ちた人間です。
だから、せめて少しでも美しい世界を残したいんです。
今日世界に生まれてくる全ての子供達に
四万十の森小学校37年生 森兵衛
TrackBack
TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/49308/17035468
Listed below are links to weblogs that reference 四万十の森の精 ”森兵衛”①:

Comments